よくある質問 Frequently Asked Questions

グリーン・ヒルズ小学校/中学校への入学をご検討いただく際に、よくあるご質問をまとめています。

こちらにないものに関しても見学会や説明会、またはお問い合わせページよりお気軽にお尋ねください。

教育カリキュラムについて

Q.「国際バカロレア」は、英語で学習するのですか?

A. 世界的な探究プログラムをもつ「国際バカロレア」は、スペイン語、フランス語、英語の3つの言語でスタートしました。現在は、世界の複数の言語でプログラムを学ぶことができ、本校では基本的に日本語で学習します。日本語で基本的な思考力、概念を習得することがまずは重要であると考えているからです。そして、第二言語の英語も重要視しています。国際バカロレアの学習で用いている用語の多くは英語で表現されていますので、年間を通して英語でテーマ等を扱う場面が多くあります。

Q.英語教育に力を入れていると聞きましたが、どのくらい英語を学ぶ時間がありますか

A. 学校教育法では、小学校3年生から週に1時間の外国語活動を実施するように標準授業時数として定めています。本校では、小学校1年生から週に2時間の外国語の時間があります。また、本校には、英語を母国語とする米国人職員が3名(常勤と非常勤)おり、教科学習だけでなく、日常的にクラス支援を担当しています。各種学校行事の際には、英語に接する機会も多く設けています。

Q.探究プログラムとプロジェクト学習は異なるものですか

A.  本校の探究は、概念型探究と称される「自ら学ぶ、学んだことを他に広げていく」力をつける独特なものです。探究プログラムでは、原因やエビデンス(根拠・論拠)を明確にしながら、筋道立てた計画に従って、子どもたちが自分の疑問を解決しようとする力をつけていきます。事業計画を立てて実行していくプロジェクト学習は、探究プログラムの一つの手法として授業でも取り入れています。プロジェクトの結果や効果、また、プロジェクトをどのような課題解決のために実施するのかという検証過程を大切にするという意味では、探究の学びは子どもたちのより深い洞察力や課題解決力を培うものと考えています。

入試・各種説明会について

Q.学校の様子を知りたいのですが、どんな機会がありますか?

A.  学校の通常の授業を参観していただく「学校見学会」が年に数回、探究授業の参観と自然プログラム体験ができる「オープンデイ(授業公開)」があります。遠方の方向けに、オンラインによる学校説明会も年に数回設けていますので、詳しくは学校公開でご確認ください。

入学の時期について

Q.年度の途中でも、受け入れてもらえますか?

A. 本校は前後期の2学期制ですが、後期からの編入学は可能です。そのための入学検定を夏休み前に実施いたしますので、入学案内をご覧ください。

学校の特徴について

Q.勉強が苦手な子どもなので、自然の中でのびのび育てる学校を探しています

A.  本校は、「学ぶ」姿勢を大切にしています。様々な野外活動プログラムも、五感を育む学びや、野外活動を通して得られるスキルや知識といった「活動のゴール」や「本物の体験」を意識して仕組んでいます。学校周辺の国立公園ならではの豊かな自然環境を生かした活動を日常的に展開し、野生動物や野生生物の危険性についても学ぶ貴重な教育環境を誇っていますが、のびのびと遊びを楽しむ幼児教育の場とは異なり、義務教育の「学びの場」であることを前提とし、「考えるこども」を育む教育を重視しています。

Q.大人数のクラスや集団行動がなじめない子どもですが、個別指導に力を入れていただけますか?

A.  本校は一クラスの定員が10名と大変小規模ですが、探究の学びの中で友だちと討論することや、一緒に協力して作品を創り上げる場面が少なくありません。教科学習では、勉強の進度によって個別指導や個人学習を進めることはありますが、基本的にクラス全員や学校全体で意見を出し合ったり、同じ考えをもつ友だちと協働してひとつの課題に対応する場面が多数あります。

学校の体制について

Q.フリースクールとは違いますか?

A.  本校は、文部科学省の認可を受けた学校法人であり、学習指導要領に準拠した教育を行う私立の小学校・中学校です。様々な日本の規定や法律の枠外で運営され、子どもたちが好きな教科を学んだり、居場所という目的を目指すフリースクールとは異なります。本校は、基本的に教員免許を保有する教員が授業を行い、小中学校の卒業単位をとることができます。

Q.小中一貫校ですか?

A.  本校は小学校と中学校が校舎をともにする「併設校」です。そのため、グリーン・ヒルズ小学校から中学校に進学する際も、学園内部進学の入学検定をおこないます。一貫した学園理念の元、子ども同士の日常的な交流がさかんに行われ、小中一緒の活動や行事が多数あります。

移住について

Q. 入学に伴い移住をするつもりです。相談できる場所はありますか?

A. 実際に移住された保護者さんと経験についてお話を伺う機会があります。また、長野市役所が移住者向けに様々な補助政策(住宅斡旋、起業補助など)を講じています。長野市企画課が窓口となっています。入学説明会(on-line)や学校見学会、学校公開日には、在校生の保護者の方々と話す機会があります。ご希望の際は、その旨を遠慮なく学校にお申し出ください。

Q. 移住を考えています。通学を考えた場合、どこに住居を構えるのがいいでしょうか

A. スクールバスをご利用いただけますので、スクールバス停留所にアクセスが可能な地域(長野駅、権堂町など)をご確認ください。また、学校まで徒歩圏内の飯綱高原へ引っ越し、高原の生活を楽しまれるご家族もおられます。

特別活動等のカリキュラムについて

Q.クラブ活動や部活動はありますか?

A. 木曜日の午後に、クラブ活動があります。教職員ではなく、専門的なスキルを持った講師が担当する5、6種類の活動があり、子どもたちは、前期後期の半期ごとの活動を選択して参加します。 スクールバスで通学する生徒が多いため、始業前や放課後の時間確保が難しく、部活動はありません。

Q.校舎が小さくてプールなどの体育施設がないと聞きましたが、体育等はどんな学びになりますか?

A.本校にはプールや体育館といった大きな施設はありませんが、水泳や体育といったスポーツや体力づくりとしての場として、周囲の自然環境や公的施設の体育館を活用しています。夏は川や湖に出かけて実際の自然の中での泳ぎや浮遊体験・救難方法を学びます。また、校舎近くの運動施設を使用し、体力づくりやスポーツ(ボルダリングなど)を学び、キッズヨガやダンスなど、専門家の指導による様々なスポーツも各種取り入れています。

Q.一般的な学校では学ぶことのできない特別教科や活動はありますか

A. 外国語(英語)の授業を小学校1年生から週2時間実施しています。また、専門家講師によるプログラミングの授業を週に1時間実施しています。クラブ活動では、乗馬やヨガ、自然体験など本校の周囲の自然や専門家集団の方々が指導者となった活動プログラムに参加していただけます。

入学資格について

Q.国籍や出身国によって入学できないことがありますか?

A. 国籍や出身国の違い自体を理由に入学をお断りすることはありません。

入学検定はあくまで、受検者のお子さんについて本校が責任をもってお受けすることができるかどうかを総合的に判断するものです。

Q.発達障害の診断を受けていても入学はできますか?

A. 発達障害があること自体を理由に入学をお断りすることはありません。入学検定はあくまで、受検者のお子さんについて本校が責任をもってお受けすることができるかどうかを総合的に判断するものです。なお、本校では、特別支援学級の設置や特別支援専門の職員の配置をしておりませんので、子どもさんの特性に応じた専門的な指導には限界があります。